株の信用取引に興味はあるけれど、

不安な人①

仕組みが難しそう…

不安な人②

リスクが高いって聞くし不安…

と感じていませんか?

実は、信用取引はしっかりとした知識とルールを身につければ、資金効率を高めて投資の選択肢を広げる有効な手段になります。

そこで本記事では、信用取引の初心者から中級者までを対象に、

信用取引の基礎・空売りの戦略・実践的なトレード技術が学べるおすすめの書籍を厳選して5冊ご紹介します。

  • まずは信用取引の全体像を理解したい
  • 空売りに挑戦してみたい
  • 損しないルール作りを学びたい

などなど、目的に合った一冊がきっと見つかるはずなので、ぜひ見ていってください。

1. 世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生

書籍概要
  • 書籍名  :世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生
  • 著者   :ジョン・シュウギョウ
  • 出版社  :ソーテック社
  • 発売日  :2015年9月12日
  • ページ数 :240ページ
  • 価格   :1,628円(税込)

この本では、信用取引の基礎を、豊富な図解・イラストでやさしく学ぶことができます。

例えば、信用取引で必ず出てくる

  • 証拠金
  • 追証
  • 信用期日

などの難しそうなキーワードも、図やイラストを使って丁寧に解説されているので、

不安な人

信用取引って名前しか知りません……

という、全くの信用取引未経験者の方も安心して学ぶことができます。

また、基礎の解説だけでなく、銘柄選びエントリータイミング(購入のタイミング)などの実践的な内容にも踏み込んでいるので、実用性も兼ね備えた本となっています!

この本で学べること
  • 信用取引の仕組み
  • 空売りと買建の違い
  • 証拠金制度の概要
  • 信用取引のルールとリスク
  • 銘柄の探し方と売買タイミング
こんな人におすすめ
  • 信用取引を体系的に学びたい未経験者
  • 信用取引における銘柄選びや売買タイミングを知りたい方
  • 図解やイラストで直感的に理解したい方

銘柄選びやエントリーポイントに触れらているものの、本格的な分析手法までは解説されていません。ファンダメンタルズ分析はこちら、チャート分析手法はこちらで学習しましょう。

2. ど素人でも稼げる信用取引の本

書籍概要
  • 書籍名  :ど素人でも稼げる信用取引の本
  • 著者   :土信田雅之
  • 出版社  :翔泳社
  • 発売日  :2017年5月15日
  • ページ数 :224ページ
  • 価格   :1,650円(税込)

この本は、信用取引の仕組みから売買の考え方テクニカル分析の基礎までを、

初心者でも実践しやすい形で体系的に学べる一冊です。

著者の土信田氏は実践セミナーを多数開催されていることもあり、他書と比べても初心者にわかりやすく書かれているのが本書の長所ですね。

信用取引は現物取引と違い、一定期間内に売買しなければならない等の成約もあり、短期売買に有効なテクニカル分析がより重要視されます。

この本では、そのテクニカル分析の基礎についてもしっかり解説されているので、

わからない人

信用取引もだけど、
テクニカル分析もよくわからないだよね…

という方も、この本一冊があれば信用取引のスタートラインに立つことができると思います。

この本で学べること
  • 信用取引の仕組みと基本
  • 口座開設〜注文の流れ
  • 信用取引独特の相場ルール
  • 信用取引におけるマインドセット
  • テクニカル分析による売買ポイント
  • 信用取引に役立つデータ・トピック集
こんな人におすすめ
  • テクニカル分析(特に信用取引における)の基礎を学びたい方
  • 信用取引を実践的に学びたい方
  • 視覚的に理解できる図解中心の本が好みの方

テクニカル分析の応用的な使い方についてはあまり解説されていません。
応用的な手法を学びたい方は、こちらで紹介している書籍も合わせて読むのがおすすめです。

3. 信用取引の基本と儲け方ズバリ!

書籍概要
  • 書籍名  :信用取引の基本と儲け方ズバリ! 新取引ルール対応
  • 著者   :福永 博之
  • 出版社  :すばる舎
  • 発売日  :2013年11月19日
  • ページ数 :192ページ
  • 価格   :1,930円(税込)

この本は、信用買いと空売りの戦略からリスク管理IPOやETF活用まで、信用取引を実践的かつ体系的に学べる一冊になっています。

また、上で紹介した2冊はテクニカル分析メインの内容となっていますが、この本ではファンダメンタルズ分析についても触れられています。

前述の通り、信用取引では、売買のタイミングを測るためにテクニカル分析が重視されますが、

ファンダメンタルズ分析で企業の業績や財務状況を把握することで、より根拠のある銘柄選びをすることができます。

TKH(私)

例えば、高PERの銘柄を見つけることで、空売りの候補にしたりできますねー

また、IPO株の特徴や信用取引での活用法についても解説されているので、信用取引の利益を最大化したい方には特におすすめです。

IPO株とは、新規上場したばかりの企業の株式のことです。
上場直後は注目度が高く、短期間で大きく値動きすることが多いため、短期売買の対象として人気があります。

この本で学べること
  • 信用取引の仕組みと制度ルール
  • 信用買い・信用売りの基本と戦略
  • IPO銘柄の信用取引活用法
  • テクニカル & ファンダメンタル分析の基礎
  • ケース別マニュアル、ETF売買法
  • リスク管理の11か条
こんな人におすすめ
  • 信用取引を体系的に学びたい人
  • IPOを信用取引で活用する手法を知りたい人
  • テクニカル・ファンダメンタルの両面で判断材料を得たい人

本書の出版年は2013年とかなり古いです。保証金率・金利などのルール改定は自分で最新情報をキャッチして補完しましょう。

4. 世界一やさしい 空売りの練習帖 1年生

書籍概要
  • 書籍名  :世界一やさしい 空売りの練習帖 1年生
  • 著者   :ジョン・シュウギョウ
  • 出版社  :ソーテック社
  • 発売日  :2023年5月23日
  • ページ数 :192ページ
  • 価格   :1,848円(税込)

この本は、空売りの基本から売買判断の18の法則チャートを使った実践的な見極め方までを体系的に学べる一冊です。

本の題名にもある通り、ドリル形式の書籍なので、より実践をイメージして学習できるのが本書最大のおすすめポイントですね。

また、本書で紹介されている、

空売りを行う上で重要なチャートの形や市場の流れを見極めるための「18の判断基準」を利用することで、

初心者でも感覚に頼らない論理的な取引をすることができます。

さらに、本書のチャート分析やタイミングの見極め方は、値動きの構造そのものを理解することに重点が置かれているので、

特定の銘柄や株式市場に限定されない汎用性があります。

TKH(私)

FXや暗号資産取引にも活用できる判断材料を学ぶことができます!

この本で学べること
  • 空売りの基本的な仕組みと考え方
  • 「18の法則」による空売り判断の基準
  • チャートパターンから空売りタイミングを見極める方法
  • 相場環境ごとの空売り戦略
  • 空売りのリスクと対処法
こんな人におすすめ
  • ドリル形式で実践的に空売りの練習をしたい方
  • 一貫性のある判断基準(18の法則)を学びたい方
  • FXや暗号資産取引で活用できる分析手法を学びたい方

本書では信用取引の仕組みなどの基礎的なことについては解説されていません。基礎を学びたい方はこちらこちらの書籍から学習しましょう。

5. 株トレード カラ売りのルール

書籍概要
  • 書籍名  :株トレード カラ売りのルール
  • 著者   :二階堂 重人
  • 出版社  :すばる舎
  • 発売日  :2017年10月28日
  • ページ数 :192ページ
  • 価格   :1,650円(税込)

この本では、チャートパターンに基づく空売りの実践手法と、損切り・利確を含むトレードルールを体系的に身につけることができます。

ここまで紹介してきた本では、「信用取引の仕組み」や「空売りの基本」から説明されていましたが、

この本では、ギャップダウン・ダブルトップ・上ヒゲなどの具体的なパターンごとの空売りのコツが掘り下げられています。

TKH(私)

よりテクニカル分析に特化した書籍ですね!

その分、内容は若干むずかしめなので、中級者以上向けの書籍といったところでしょうか。

また、本書では、

  • 損切り・利確の明確なルール
  • トレーダーとしての習慣・行動指針

についても解説されているので、感情や裁量に流されないトレードを目指したい方には特におすすめです。

この本で学べること
  • 空売りの基本知識と仕組み
  • チャートパターン別の分析手法(ギャップダウンやダブルトップなど)
  • 日経平均や個別銘柄の下落時に有効な空売りスタイル
  • ロスカット・利食いのルール
  • トレード上達のためのメンタル・行動指針
こんな人におすすめ
  • 論理的なトレード術を学びたい方
  • ギャップダウン・ダブルトップなど個別のチャート戦略を身につけたい方
  • ルールに基づいた損切り・利確の判断基準を身につけたい方

本書では信用取引の仕組みなどの基礎的なことについては解説されていません。基礎を学びたい方はこちらこちらの書籍から学習しましょう。

6. 株トレード カラ売りのすごコツ80

書籍概要
  • 書籍名  :株トレード カラ売りのすごコツ80
  • 著者   :二階堂 重人
  • 出版社  :すばる舎
  • 発売日  :2023年12月22日 
  • ページ数 :200ページ
  • 価格   :1,650円(税込)

この本では、多様な下落局面に応じた空売りの80個の実践テクニックと、継続的に勝つためのルール&習慣を身につけることができます。

こちらは前に紹介した『株トレード カラ売りのルール』の更なる発展版なのですが、

『株トレード カラ売りのルール』では、チャートパターンと手法・リスク管理の基礎が紹介されていたのに対して、

本書は、より実戦に特化した細かい状況別の対応法や、テクニックが多数紹介されています。

例えば、テクニカル分析だと

  • 長い上ヒゲが出たら翌日の寄り付きに注目する
  • ボックス相場の下限を割ったら売りで入る準備をする
  • 5日線と25日線のデッドクロスに注目する

などなど、めちゃくちゃ具体的にコツが紹介されています。

また、テクニカル分析以外でも、

  • 好材料が出た後の急騰は、出尽くしで下がる可能性がある(→ファンダメンタルズ分析)
  • 好材料が出ても株価が上がらない場合は、むしろ売りサインと捉える(→ファンダメンタルズ分析)
  • 負けたトレードは記録する(→行動面)

など、利益を最大化するためのファンダメンタルズ分析や、行動面でのコツも多数紹介されています。

TKH(私)

基礎を学びきって、より実践的なコツを知りたい中級者以上の方には特におすすめです!

この本で学べること
  • 空売りで勝つための80の実践コツ
  • チャートパターン・タイミング・状況別の戦略
  • 損切り・利確ルールとリスク管理
  • メンタルコントロールやトレード習慣づくり
こんな人におすすめ
  • 空売りをより実践的に学びたい中級者以上の方
  • 下落局面の利益を最大化したい方
  • 勝ち続ける習慣(損切り・利確・メンタル管理など)を身につけたい方

本書では信用取引の仕組みや、ツール操作方法などの基礎的なことについては解説されていません。基礎を学びたい方はこちらこちらの書籍から学習しましょう。

さいごに

以上、信用取引を学べるおすすめの書籍5冊の紹介でした!

信用取引は現物取引とは異なり、ルールやリスクが複雑である分、正しい知識と自分なりの判断基準が欠かせない投資手法です。

今回ご紹介した5冊は、初心者でも始めやすい入門書から、空売りを実践する中級者向けの戦略本まで、それぞれに特徴があります。

書籍を通して体系的に学ぶことで、ネット上の断片的な情報では得られない

  • 信用取引の本質的な理解
  • 自信あるトレード判断力

を身につけることができます。

今回ご紹介した書籍で、あなたの投資スキルが一歩進むきっかけになれば幸いです!

それでは皆さん、よい投資ライフを!